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週刊少年サンデー黄金期に知る人ぞ知る傑作あり。ビックタイトルに負けない面白さ『クロザクロ』

はじめましての人もそうでない人もこんにちは!漫画大好きっ子34歳。ナンバーナインの小林です。

突然ですが、あの頃の週刊少年サンデーが大好きです!90年代後半〜00年代前半のサンデーはマジで神でしたよね?この至極のラインナップを見よ!!!!

週刊少年サンデー黄金時代

あの頃のサンデーは、週刊少年ジャンプ黄金期に負けず劣らずの名作揃いでした。特にGS美神 極楽大作戦!!が好きで、横島忠夫が好きで、ルシオラとの切ない恋は今でも僕の心をわしづかみして離れません。ルシオラ、可愛いよ、ルシオラ。

そんなサンデー黄金期において、忘れてはいけないのは隠れた傑作の数々です。

あの頃のサンデーは本当にビックタイトルや長期連載作品が多くて、新人作家の新連載が始まる余地あるの?ってレベルでしたが、その中でもひときわ輝く作品がありました。

それが今回紹介する『クロザクロ』です。

「他人が傷つくくらいなら自分が傷ついた方がいい」と思っているいじめられっ子高校生・桜井幹人(さくらい・みきと)は、ある日、ひょんな事から謎の「種」が体内に入り、夢の中で謎の子供・ザクロに出会う。ザクロに望みを聞かれ、「強くなりたい」と望んだ幹人は、代わりにザクロの後ろに生えている木を花でいっぱいにするという謎の指令を言い渡される。翌朝から、幹人は身体能力が向上し、怒りっぽくなり、しまいには人すら食料に思えてしまう。それは、人を喰う鬼「傀牙(オーガ)」となる前兆であった。

ダークファンタジーの傑作

ちょっとサンデーっぽくない作品というか、あの当時としては比較的珍しいダークファンタジーです。

その後、結界師などがサンデーで大ヒットしますが、個人的にはサンデーでダークファンタジーの走りは『クロザクロ』だったのではないかと思っています。(諸説あり)

無表情で喧嘩をふっかけていたヤンキーをボコボコにする主人公。壁一面に咲く"血の花"のインパクトは本当に強烈でした!!

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『クロザクロ デジタル新装版』 (夏目義徳/小学館)1巻 50Pより引用

全8巻で完結とは思えない濃厚さ

弱気な少年が突然異能の力に目覚め、戸惑いながらも成長し、最後は感動のフィナーレ。全8巻で完結とは思えない、濃厚で完成されたそのストーリーは一見の価値ありです。

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『クロザクロ デジタル新装版』(夏目義徳/小学館) 1巻 6Pより引用

「デジタル新装版」として表紙も新たに発売された『クロザクロ』連載当時に描けなかった幻の1話(18P)も新たに描き下ろしで追加されているので、是非この機会に「デジタル新装版」を読んでみてください!

※画像使用については株式会社ナンバーナイン社が作者様よりご了承いただいております。

WRITTEN by 小林 琢磨
※「マンガ新聞」に掲載されていたレビューを転載
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