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「鉄道の日」が近いので鉄道漫画特集をやってみる。

「鉄道の日」って皆さんご存知ですか?

明治5年(新暦1872年10月14日)に新橋駅(後の汐留貨物駅、現・廃止)と横浜駅(現在の根岸線桜木町駅)とを結ぶ日本初の鉄道(現在の東海道本線の一部)が開業したこと、 1921年(大正10年)10月14日に鉄道開業50周年を記念して東京駅の丸の内北口に鉄道博物館(初代)が開館したことを記念したもので翌1922年から鉄道記念日として鉄道省により制定された記念日です(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用)。

今週のキュレーション記事を何にしようか、毎回頭を「楽しく」悩ませているのですが、10月の記事を考えている時に初めて知りました。

自分にとって鉄道の思い出といえば、高校時代に地元のローカル鉄道で通学していたことを思い出します。その鉄道では首都圏で利用しなくなった趣のある車体を再利用して使っていたので、よく鉄ちゃん(鉄道オタクさん)が撮影しているのを見ていました。ローカル鉄道はかなりパワフルだったので、地元に帰った時に乗ると、思った以上に横揺れ縦揺れが凄いので、立って乗るとちょっとしたアトラクションに乗った気分になれます。

そんな魅力あふれる鉄道…。

漫画でも効果的に登場しますよね。

閉ざされた空間、外の景色の移り変わり。ロマンがあります。

今回はそんな鉄道が出てくる漫画をおすすめします。

確実に押さえてほしい金字塔『銀河鉄道999』

鉄道といえば、『銀河鉄道999』は外せません。列車に揺られながら、星が燦然ときらめく宇宙の景色を見て旅するなんて、なんてロマンチックな…。しかも謎の美女・メーテルと一緒なんて…。道中での出会いと別れは、儚くも美しく、味わい深いです。若い方は読んでいない人も多いのではないでしょうか。これを機にぜひ読んで頂きたいです。ゴダイゴの「銀河鉄道999」を聞きながら。

鉄道無しでは語れない『ジョジョの奇妙な冒険 第5部』

鉄道と漫画を連想して、やはりこの漫画抜きには語れないと思ってしまいました。中の人は、ジョジョが好きです。第5部「黄金の風」の舞台はイタリア。ジョジョは様々な国、場所でのバトルがどれも最高なのですが、5部では乗り物に乗るシーンが断然多い。なぜなら、ギャングスターを目指す主人公、ジョルノ・ジョバーナが仲間と逃避行する物語だから。舞台であるイタリア内での移動、バトルには鉄道が多く登場しました。ジョジョの中でも悲しみが際立つ5部の空気と、敵に追われ追い詰められる演出には、やはり鉄道は欠かせないものでした。

重厚な鉄道漫画で定評のある作家の最新作『国境のエミーリャ』

東京マンガレビュアーズでは【堀江貴文の月イチ漫画レビュー】で記事にもなったこの作品。もしも戦後日本が米ソで分割統治されたら…を描く骨太な作品の中で、鉄道描写も文句なしです。架空の物語の中で、鉄道のような現実にあるもののレールや電化に関することがリアルに描かれていると、より物語も説得力があり面白いです。

無限列車編は最新映画に『鬼滅の刃』

連載終了後も熱冷めやらない『鬼滅の刃』、IMAXでの上映も決定した新作映画はまさに「無限列車編」です。群馬県にて「鬼滅の刃×SLぐんま〜無限列車大作戦〜」や、JR九州では「SL 鬼滅の刃」が運転されるなど、イベントも加熱しています。コミックスで無限列車編が読めるのは7巻から8巻。列車内という閉ざされた空間で起こるバトルと、大正時代×SL×鬼の組み合わせのかっこよさ。さすがです。

今見ても旅立ちシーンのエモが半端ない『まんが道』

バクマン。』が連載されるずっと前の作品ですが、これも紛れもない漫画家青春漫画です。手塚治虫先生をはじめ、レジェンド漫画家が多く出演します。実直に、金銭面やアトリエの工面なども苦労しながら、着実に漫画家になるさまは胸が熱くなります。2人の主役の旅立ち、夜行列車のシーンは、故郷から旅立った経験のある人には、深く突き刺さるはずです。鉄道は人と、その人の夢も運ぶのですね…。

無理やりだけど強くおすすめしたい乗り物漫画『頭文字D』

最初このレビューを書こうと思った時、鉄道でまとめず、乗り物でまとめようと思っていました。そして必ずそこで『頭文字D(イニシャル・ディー:以下イニD)』をレビューしようと…。伝説の公道最速バトル漫画『イニD』は当時ハチロク(トヨタ・スプリンタートレノ・AE86型)ブームを巻き起こし車の価格は高騰、主人公・藤原拓海の乗るパンダトレノ(ボディーカラーが白黒)は今でもたまに道路で見かけます。みんなこっそり慣性ドリフト試みましたよね?峠攻めましたよね?ユーロビート聞きながら運転しましたよね?

公道最速を競うスポーティなバトルの面白さ、車の描写の迫力、ドライバーたちの普段を描く日常パートのセンチメンタルさが心に刺さります。サーキットで行われる公式のバトルで無いためか、車に恋し、稼ぎを全投資する男たちの切ない恋愛模様故か、全体に漂う儚さがなんとも言えない。「プロジェクトD」始動までが特に好きです。

よし…これでこのレビューに悔いはありません。

鉄道って、他の乗り物にない出会いと別れの郷愁があり、素敵ですよね。

WRITTEN by タカハシ 東京マンガレビュアーズ編集部


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