耳をちぎる、眼をえぐる、欲望のままに女を漁る『闇金ウシジマくん外伝 肉蝮伝説』
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耳をちぎる、眼をえぐる、欲望のままに女を漁る『闇金ウシジマくん外伝 肉蝮伝説』

※本記事は、「マンガ新聞」にて過去に掲載されたレビューを転載したものです。(編集部)

【レビュアー/堀江貴文

『闇金ウシジマくん』スピンオフ作品

最近話題のスピンオフ作品を産み出している作品といえば福本伸行さんの『カイジ』だろう。

トネガワに続き、まさかのハンチョウが主人公の漫画が成立してしまっている。

そんな感じでいえば『闇金ウシジマくん』は個性的なキャラのオンパレードであり、いくらでもスピンオフ作品を産み出せるとなんとなく思っていたが、まさかの肉蝮でキタ!色々と想像してしまったが、結論からいえば想像の遥か先を行く残虐さである。覚悟して読んだほうが良い。

残虐さというのは現実離れしているとあまりグッと心を抉られる感じはしない。

例えば戦場での残虐さは、戦場を経験したことのない者にはあまり現実味を帯びない。

そういう意味でこれまでヤバイと思った漫画はヤングサンデーで連載されていた『バクネヤング』だろう。

大阪でとにかくヤクザと警察官を主人公が殺しまくるという作品だ。現実世界の中で、ありえない暴挙を働く凶悪犯罪者が出てくるかもしれないという、少しでもありそうな恐怖が心を抉るわけだ。

『肉蝮伝説』は『バクネヤング』を超える資格のある漫画だと断言しよう。『闇金ウシジマくん』がマイルドに思えるほどの暴力シーンが満載というか、ずっと肉蝮が凶悪犯罪をやってる漫画である。現実世界にこんな奴がいたら恐怖でしかない。ヤバイ。ヤバすぎる。

しかし、『闇金ウシジマくん』のスピンオフの今後が期待でしかない。魅力的なサブキャラだらけ。

先日作者の真鍋さんと話したんだけど別にスピンオフを意識してキャラ作ったわけでもないらしい。でも彼はヤクザにまでちゃんと取材をして人間関係をつくってから作品にしてる。こだわりがあるからこそのスピンオフの面白さなのだろうと思うのだ。


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